内容

所要時間 約3時間(ナポリ市内からの往復移動時間を含む)

費用 お問い合わせください(ナポリから貸切チャーターでの移動、遺跡入場料、日本語ガイド料を含む)

+遺跡見学は約2時間を予定しています。

※混雑が予想されるシーズンもございますので、チケットはこちらで予約代行をさせていただきます。

ナポリから電車で行くことも可能です

 

見どころやおすすめスポット

ポンペイは約2000年前に火山の噴火によって3日にして消えた古代都市です。
18世紀にその遺跡が発掘されました。現在まで発見された貴重な遺跡を数多く見ることができます。

世界遺産にも登録されている多数の遺跡の中からぜひ訪れてほしい必見スポットをピックアップしました。

『ポンペイ』ってどんな場所?

ナポリから車で約1時間の場所にあり、当時は人口20,000人を数えた古代都市遺跡です。

紀元79年8月24日、ヴェスビオ火山の噴火によって発生した火砕流によって地中に埋まり、3日間で世界から消えてしまいました。

町の跡は18世紀に発掘されるまで火山灰に埋もれていました。遺跡から壷が多数出土したことからワインの産地であったと推測され、港もあり、商業都市・文明都市として栄えていた名残が、古代と変わらぬ姿で遺跡のあちらこちらに見られるのが魅力です。現在ユネスコの世界遺産に登録され世界中の人々が訪れています。

石畳の敷かれた道路は碁盤の目状に水道網が発達していて、公共水場が設置され市内の誰でも水にアクセスできたといわれています。昔のヨーロッパといえば中世のイメージが思い浮かびますが、古代のローマ人はむしろ現代に近い清潔感を保っていたそうで、公衆浴場が大人気だったことを伺い知る遺跡もあります。当時のポンペイの人々の信仰は外来の神話から取り入れた神々を信仰する多神教で、ギリシア・エジプトの神々(アポロ、イシスなど)を祀った神殿が見どころです。発掘されてから遺跡は外気に晒されて崩壊が進んでいるため、専門家による遺跡の修復作業が常に行われています。

『ポンペイ遺跡』の必見スポット

マリーナ門

場所:マリーナ門
左側の門は歩行者用、右側の門は海から塩や魚を運ぶ荷車用。

 

フォロ

場所:マリーナ門から約200m
英語Forumの語源で、人々が集い、憩いの場となっていたポンペイの大広場。東にマーケット、北にはジュピター神殿、西にはアポロ神殿、南にバジリカがあり、遺跡内の西側にあります。
フォロはポンペイの宗教や政治や経済活動の中心となっていた広場で、この広場には歩行者だけが入場を許されていました。ポンペイの全住人を収容できる大きさでした。

 

ジュピター神殿

場所:フォロの中、ヴェスビオ火山を望む方角
ジュピターは古代ギリシア神話のゼウスを指し、このジュピター神殿とヴェスビオ火山は見応えがあります。フォロを挟んで反対側にはゼウス像の頭部のみが残っています。

 

石膏の遺体

場所:フォロに隣接するマーケットの中
ガラスケースの中に2体展示されています。片方は頭蓋骨が残っており、火砕流の熱に悶え苦しむ姿が悲しみを誘います。火山灰の空洞に石膏を流し込んだ石像で、ミイラの状態での保管ではありません。

 

娼婦の館

場所:スタビアーネ浴場の北西20m
2階建ての建物で、独房のように仕切られた部屋全てにベッドがあります。部屋の入り口には絵画で描かれたメニューがあります。

 

劇場

場所:スタビアーネ浴場の南40m
歌劇の舞台。エフェスほどの大きさではないですが、5000人を収容できる劇場でこれだけでも圧巻です。イシス神殿が隣接していて、剣闘士の宿舎も近いのですが円形闘技場は別に存在し、フォロの500m東にあります。

 

スタビアーネ浴場

場所:フォロの東150m
一般的にポンペイの浴場といえばここです。高温浴のカリダリウム、男像の柱が並ぶテピダリウム、水風呂のフリギダリウムがあり、当時のローマ人の習慣を知ることができます。

 

秘儀荘

場所:北西のエルコラーノ門から200m直進

当時そのままの屋根瓦に覆われており、エジプトの使者の接客室などがあります。見所はポンペイレッドの背景に絵巻物のように人物が描かれた壁画のある「ディオニュソスの秘儀の間」。
遺跡の最も西外れに位置し、出口があるので最後に訪れると効率が良いです。

 

大体育場

場所:スタビアーネ浴場の東350m
円形闘技場と隣接するポンペイの運動場。中庭が芝生となっていて、当時の人々が運動していました。東の離れた場所に位置しているので、サルノ門からのアクセスが便利です。

 

ネロ帝凱旋門

場所:ジュピター神殿を正面から見て右の門
ポンペイが繁栄を極めた紀元50年頃のローマ帝国はネロ帝が統治していました。門はかつて大理石に覆われた荘厳なものだったといいます。現在では遺物がナポリ考古学博物館にあり、展示を見ることができます。

 

食品市場

場所:フォロの東側に隣接
古代ポンペイの市場。傍には石膏の遺体と壁画。壷などの出土品が大量に保管されています。

 

古代の壺

場所:マーケット内
マーケットの横にある倉庫内に大量の出土品が保管されており、壺も実際に見ることができます。これらの壺はワインの生産に使われていて、その数からして一大産地であったと言われています。

 

ベーカリー

場所:フォロの北側、悲劇詩人の家の近く
古代ポンペイのパン屋さんの跡。「猛犬に注意」で有名な悲劇詩人の家の近くにあり、パン焼きのかまどを見ることができます。ここでは実際に焼かれたパンも、炭化した状態で発掘されました。

 

車止め

場所:フォロにつながる道路
ローマからは街道が四方に続き、ポンペイは街道から多くの馬車が乗り入れ、車輪が通った跡が石畳に残っています。フォロや住宅街の手前には車止めが置かれていることが一般的でした。

 

キッチン

場所:遺跡内に散在
ポンペイ遺跡には居酒屋、レストラン、高級住宅など様々な建物があり、キッチンを備えたものも数多く存在します。中央に料理人が立ち、食事を用意していたようです。

 

ポンペイ遺跡

3/1~11/31:毎日9:00~17:00(入場 15:30まで)
4/1~10/31:毎日9:00~19:30(入場 18:00まで)(土日 8:30 open)

お休み
1/1, 5/1, 12/25

入場チケット手配やポンペイまでの専用車のお手配も承ります。

お申し込みの前からお見積もりさせていただきますので、お気軽にお問い合わせください。